No.3

TK5000

このページは、初心者からプロユースまで幅広く対応した、VTCさん販売の調査監視機器を紹介しています。

このページでは通常のビデオカメラとTK5000で撮影した画像を並べて、
驚愕の暗視カメラTK5000のレポートをお届けしてみよう。


ここで用意したカメラは、まず前ページで使用した暗視カメラTK5000とF0.95レンズを組合わせたものと、
MS-Labで所有しているSONYのビデオカメラDCR−TRV110K(※1)である。
このTRV110Kの最低被写体照度は5ルクス。まあビデオカメラとしては一般的な最低被写体照度である。
(最近の高画質を謳ったデジタルビデオカメラで最低被写体照度が10ルクス以上のものはここでは論外である^^;)

この2台で同じ対象を撮影する事によって、その違いがどれ位あるのかを見ていこうと思う。

 

その1

TRV110K TK5000
110K映像yziri65x195.GIF (803 バイト)tk5000 映像

まずは、上の画像を見比べてみて頂きたい。如何だろうか?

これは某研究施設の1階・2階部分を外周道路から撮影した実画像である。
左のビデオカメラの画像で、僅かに光の点として映っていたものは、
実はこの建物から少し離れた所にある高架道路の街路灯が、駐車場の車両に
映りこんでいたものだったのである。
どうですか?この2つの画像の歴然とした違い。
暗闇に慣れた肉眼でさえ、暗くて確認出来なかったものが、この映像を見てから
始めて判別出来たほどの優れものである。
監視カメラとして使用すれば、駐車場等で夜間近所迷惑になる強力な投光器も
もう必要なくなるかも・・・?

その2

TRV110KTRV110KナイトショットONTK5000
110kナイトショットOFF映像110kナイトショットON映像tk5000映像

今度はその建物の上方にカメラを向けてみた。

(写真左)この部分には街路灯の光源に反射する物が無いので、ノ−マルなTRV110Kの映像では、
ほとんど何が映っているのかさえ判別できないし、オートフォーカスもふらついて安定しない。

(写真中)そこで、ズームをワイド側にひいてナイトショットスイッチを入れてみたら、
半月形の屋根の部分が何とかフォーカスに引っ掛かった。
右下に見えている光の点が、その1で見て頂いた車両に映りこんでいる光である。

(写真右)そこで、屋根の部分をTK5000で写してみたのだが、とても夜間に撮影した物とは
思えない映りである。側面の窓の内側のカーテンのヒダや、木の枝ぶりまで楽に確認する事が出来る。
TK5000にF0.95レンズを取り付けての暗視撮影は、非常に高い暗視能力を得られる。

その3

TRV110KTRV110KナイトショットONTK5000
110kマンション110kナイトショットONマンションtk5000マンション映像

その2の画像では分かりにくいので今度は場所を変えてもう少し明るい所を撮影してみた。

写真左:まずTRV110Kを通常の状態で撮影してみた。
闇の中に明るい部分だけが浮かび上がっている。
 
写真中:ナイトショットスイッチを入れたところ、感度が上がりまず建物の外壁のレンガ色が
浮き出て来た。(白い□部分に注目)
通路の照明はややハレーション気味である。(部分)
 
写真右:

      

これはF0.95レンズの絞りリングを0.95に合わせて撮影している為に、
明るい部分の映像は完全にハレーションを起こしてしまっている。
この映像を撮影したのは深夜である。この右端の画像だけを見て、
闇夜に浮かぶ建物だとは誰も思わないだろう^^;  とてつもない明るさである。
このような撮影状況になった時にF0.95レンズは、絞りリングを回す事によって、
最適な映像が得られる絞りに調整出来るので、実際の撮影では現場の状況に応じて
CCDに届く光量を加減して撮影する。
そうする事によってこちらが望む良い映像が得られる。

TK5000の実力の一端を垣間見て頂けただろうか?
次のページでは、複雑なレンズ構成の構造から
暗い画像になりがちな超々望遠撮影にTK5000の
能力を活かしてチャレンジしてみる。

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調査機器VTC


DCR−TRV110Kについての補足
ここで使用しているTRV110Kは、俗に言う対策機(昼間や明るいところでナイトショット機能が使えなくされている)を、
MS-Labにおいて未対策化改造を行なって、常時ナイトショット機能が使えるように改造しています(^_-)……☆
この事により、ナイトショットスイッチをonの状態にしても、ナイトショット独特のグリーン色の映像にはならず、
やや赤みが強いカラー画面(一般に言うカラー化改造)となり、通常のビデオカメラを赤外改造したものと同じような
映りとなります。さらにこの未対策化改造機にMS-Labで販売している赤外線フィルターをつけて撮影すると、
コントラストのくっきりしたモノクロ画面になります。

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